焙煎
コーヒー豆を焙煎するということ。
私たちが始めた1995年よりも遥かに機械も発展して情報も溢れていて焙煎はしやすくなった。
けど、目、鼻、耳で感じながら焙煎をする事は今も変わっていない。今は機械にかけて数値的に味わいを判断する事もできるが、私達は焙煎後の味見(カッピング)は鼻と舌で感じとり評価するしている。
当工房では結局、焙煎機はいくつか新しくなったけど作業のやり方は1995年当時のままだ。
25年以上続けてきて変わったのは技術力や判断力なのかもしれない。それから、コーヒー生豆は劇的に変わった。昔のように深炒りにしなくてもおいしさを表現できるようになった。スペシャルティコーヒーの誕生。
今年から新しくロースター(焙煎士)を育てようと思っている。そのロースターがいつか私を驚かせてくれる焙煎をしてくれる事を夢見ながら。